Edifier QS20 レビュー|小型防水&高音質、でもマルチポイントは惜しい

 

 

 

Edifier QS20 レビュー|小型防水&高音質、でもマルチポイントは惜しい

6Wの意外な音量と厚みある低音、IP67のタフさ、光るアンビエントライト。
一方で、マルチポイント切替はワンテンポ遅れがち——その“クセ”の対処法もまとめました

 

 

総評(先に結論)

気に入った点

  • 小型でも音量十分、低音の量感も◎
  • IP67でアウトドア向き、12時間再生で電池不安が少ない
  • アンビエントライトが楽しい(雰囲気づくりに最適)

気になった点

  • マルチポイントの切替が遅め(停止→再生で安定)
  • 説明書が簡素&外国語中心で最初は手探り

要するに「音・防水・デザインは満足、マルチポイントは気長に」。切替待ち10秒の間に深呼吸1回…いや、スクワット1回でもOK(健康も上がる)。

仕様と機能(要点)

出力 6W(43mmフルレンジ+55mmパッシブラジエータ)
防塵防水 IP67
Bluetooth メーカー表記:Bluetooth V6.0/ステレオペアリング/マルチポイント対応
バッテリー 最大約12時間
ライト アンビエントライト(TempoAbyss)
アプリ Edifier ConneX 対応
通話 高感度マイク内蔵

※上記はメーカー公開情報に基づく要約です。

実機レビュー:音質・デザイン・使い勝手

音質

サイズからは想像しにくい音量と低音。「このサイズからこんなに?」と驚く場面が多め。ボーカル帯域の明瞭さも十分で、BGM用途はもちろん屋外でも埋もれにくい印象です。

デザイン&ライト

マット基調でアウトドアに馴染む外観。アンビエントライトは“映え”に効きます。派手すぎない点灯パターンで、夜のベランピングで雰囲気づくりに最適。

マルチポイントの“クセ”

2台(iPhone×2など)で使うと切替が即時に行われないケースがあり、先に再生していたデバイスを停止→もう一方で再生にすると安定。以下の工夫で体感は改善しました:

  • 先に再生中の端末のアプリを全て終了
  • 両端末のOS・アプリを最新に更新
  • 音楽を止めてから別端末で再生(“奪い取り”より“譲渡”)

AirPodsのように自動でサッと切替わる設計ではないため、ひと呼吸おいて操作する運用がコツ。ワークフロー化するとストレスは大幅減です。

セットアップ手順(クイック)

  1. QS20の電源オン → ペアリングモードへ
  2. 端末AでBluetooth接続(プロファイル許可)
  3. 端末Bも同様に接続(マルチポイント)
  4. 端末A:停止端末B:再生で安定切替を確認
  5. 必要に応じてEdifier ConneXアプリで設定

実機動画(切替の様子)

よくある質問

Bluetooth 6.0って何?

メーカー表記はBluetooth V6.0。対応プロファイルや実挙動は端末側との相性も関与するため、最新OS・最新アプリでの利用が無難です。

IP67なら水に落としても平気?

IP67は防塵“6”と防水“7”。一時的な浸水に耐える想定ですが、端子部の乾燥塩水の洗浄は忘れずに。

どんな人に向いている?

「音と耐久性重視、たまに2台接続も使うけど切替は気長でOK」な人。アウトドアやキッチン用BGMにも好相性。

 

まとめ

QS20は「小型・防水・良音」の三拍子。マルチポイント切替はクセがあるものの、運用で十分カバー可能。
最後に、停止→再生アプリ終了最新OS/アプリの三点セットだけ覚えておけばOKです。

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